新潟市がバス無料キャンペーンの第2弾を発表 前回実施時は「通常の2倍以上の利用者数」に

新潟市の中原八一市長(2025年1月16日定例記者会見)

新潟市は3月20日、市内の主なバスを無料化する「バスでお出かけキャンペーン」を実施する。2024年11月に行った同様のキャンペーンの第2弾で、バスの利用促進を目指す。

1月16日、新潟市の中原八一市長が定例記者会見の中で発表した。

前回と異なり、キャンペーン利用者の分析を行うことも目的とする。そのため、新潟交通のスマートフォン向けアプリ「りゅーとLink」で利用者情報の提供に同意することがキャンペーン対象の条件。条件を満たすと「無料1日乗車券」が発行され、当日はそれを降車時に運転手へ提示することで無料になる形だ。

アプリでの申し込み開始は3月上旬ごろ。申込み方法などの詳細については追って告知する予定。

対象路線は前回と同様、新潟市内で運行している路線バス、区バス、住民バス。県内県外高速バス、空港リムジンバス、新潟市観光循環バス、佐渡汽船・新潟空港ミニライナー、新潟空港・瀬波温泉ミニライナー、月岡温泉シャトルバスなどは対象外となる。

中原市長によると、昨年11月のキャンペーンでは「通常時の2倍を超える方々がバスを利用した。また、古町や万代の商店街でヒアリングしたところ、来客者数が普段より多かったという声があり、街への波及効果が大きいことが確認できた」という。

一方で、前回はバス利用者全員が無料化の対象となっていたことから、詳細な分析ができなかった。3月の実施ではアプリで情報を収集し「利用者のデータを元に、マイカーからバスへの転換や、路線バスと商店街の連携(の施策)へ繋げていきたい」(中原市長)という。また第3弾以降の実施については「来年度以降についても、こうしたバスのお出かけキャンペーンは継続して取り組んでいきたい」(同)と話した。

 

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