新潟のイノベーションをサポート 県の地域おこし協力隊に新たに1人着任、NINNOで業務
新潟県は1月14日、地域おこし協力隊として着任した千葉太さんへ委嘱状を交付した。任期は最長で3年間。千葉さんは今後イノベーション施設「NINNO」(新潟市中央区)で、地方におけるイノベーション創出に携わる。
千葉さんは北海道の出身。大学卒業後は首都圏の大手広告代理店に営業職として30年以上勤務し、退職後は都庁で働き行政での経験も積んだ。しかし「もっと人や地域に、具体的に携わることのできるチャンスがないか」(千葉さん)と考え、地域おこし協力隊に応募した。
NINNO運営の株式会社イードアが受け入れ先となり、千葉さんは今後、NINNO入居企業と県内企業・自治体の連携や、NINNOのコミュニティの強化などに取り組むという。千葉さんは委嘱式で「これまで営業職として、民間企業や地方自治体の色々な課題解決に関わってきた。行政と民間、教育機関が手を携えて共に新しいものを作り上げていく試みにこれから加わることに、ワクワクしている」と話す。
木山産業株式会社の木山光代表取締役社長は「千葉さんのようなベテランの方に取り組んでいただけることには期待している。今までの新潟にはない、新しい価値やアイデアを具体化する推進力を持つ方だと思う」と期待を込める。
イードアの石川翔太新潟支社長も「NINNOは開設から5年間で、地方のイノベーションのモデルをつくってきた。それをさらに拡張する仲間が千葉さんだと思う。経験を存分に発揮して、NINNOの新たな姿を共に築けたら」と語った。