【ジープ島からの贈り物】〜自然と人が繋がる大切さ〜 第1話 「人生を変えた1冊の本」渡会和馬

(編集部注)この原稿は赤道直下のミクロネシア連邦チューク州からインターネット回線を通じて日本に送られています。

ジープ島のビーチにて撮影

【自己紹介】 1990年7月15日に愛知県江南市にて誕生。渡会和馬/Tara (旧姓・山下和馬)。通称タラちゃん。

幼くして直ぐに岐阜県可児市へと引っ越し24歳までの時を過ごす。

それまでは、ほとんど地元を出ることもなく生まれ育った地元でこれからも生きていくと思っていた。

一冊の本と出会うまでは……。

僕がその本と出会ったのは、23歳の時である。

元々、あまり本を読むのが好きな人間ではないにも関わらず地元の本屋さんに行ったことを覚えている。

文房具でも買いにいったのだろうか。

そんな時に平積みされていた本の列の中にその一冊はあった。僕の記憶の中では、他にも有名な本が周りにあったにも関わらずその本を思わず手に取ってしまった。

それが僕のジープ島 物語の始まりとも知らず。

「もしあなたがいま、仕事に追われて少しだけ解放されたいと思うなら。」(KADOKAWA)吉田宏司さん(ジープ島開島者)著

吉田宏司さん(ジープ島開島者)が著者の 「もしあなたがいま、仕事に追われて少しだけ解放されたいと思うなら。」というタイトルにドローンからジープ島を空撮した様な写真が表紙となっていた。(実際は、凧に一眼レフカメラを引っ付けてカメラマンの方が撮影をしたらしい)。

思わず買う前に最初の数ページを捲ってしまう。

ちょっとずつ捨てる。少しずつ始める。ゆっくり続ける。それだけであなたは新しい自分に生まれ変われる。

“リセットしてみよう”

それらの言葉が僕の心の底に深く突き刺さった。 その時の僕は、酷く自分の人生に困窮していたんだと思う。

これが僕の心の底に深く突き刺さった

仕事、プライベート、家庭、友人関係などの全てにおいて後悔や自責の念が強かった反面、僕自身が被害者だと想い込んでいたようにも思う。

もしやり直すことが可能であるなら……という希望と、少しずつ減らしていく中で本当に人生で大切なことが見つかると書いてある内容に、「そんなわけない」という少しばかりの苛立ちも募らせていた。

しかし、心には嘘が付けなかったようだ。

また、僕の旅についてもお話しさせてもらうが、気が付けばその心に対する葛藤への答えを探し求める旅人になっていたように思う。

それから約1年後、その本を握りしめて世界40ヵ国、フィジー移住、アメリカ周遊、新潟移住することになる。 そして、本を手にしてから10年後のいま、僕はジープ島にいる。

吉田さんが作った心の地図を頼りにこの場所まで辿り着けたことを幸せに思う。

これは、一冊の本をきっかけにジープ島の後継者になると決めた僕のジープ島物語の始まりである。

ミクロネシア州チューク州にあるジープ島

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