【アップサイクル】あてま高原リゾート ベルナティオが地域とともにコルク栓を回収、新たな製品化へ
リゾートホテル「あてま高原リゾート ベルナティオ」を運営する、株式会社当間高原リゾート(新潟県十日町市)では、新たに「コルクの資源化・アップサイクルプロジェクト」を立ち上げた。ホテルや飲食店から回収したコルク栓を新しい価値のある商品へと生まれ変わらせる、アップサイクルの取り組みを推進している。
同館では、2019年に地域社会の貢献と環境負荷の低減を目的としたSDGs委員会を設立し、様々な取り組みを行ってきた。今回のプロジェクトでは、これらの取り組みの一環として3つの目的を掲げた。1つ目は、廃棄されるはずだったコルクに新たな価値を与え、循環型社会の実現に貢献すること。2つ目は、地域の飲食店との連携によりコミュニケーションの活性化に貢献。3つ目は、館内にコルク回収BOXを設置し、宿泊者に環境への意識を高めてもらうきっかけの提供だ。
ホテルや地域内の飲食店から回収したコルク栓は、障がい者らとともにリサイクル・リユース事業に取り組むNPO法人RE機構(東京都)やコルクメーカーとも協力し、選別や洗浄、加工を行う。コースターなど新たな製品へと生まれ変わり、再度ホテルや飲食店などで活用されるとのこと。
今後は、コルク製品の販売やワークショップの開催など、新たな交流モデルの創出を目指すとともに、地域住民や観光客への啓発活動も積極的に行っていく。
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