「にいがた庭園街道ネットワーク」が設立総会を開催
美しい庭園や伝統建築の素晴らしさを発信
日本庭園・伝統建築・社寺などの施設、温泉旅館施設、関係市町村の観光協会などで構成する「にいがた庭園街道ネットワーク」の設立総会が28日、新潟市中央区で開かれた。
村上を起点に国道290号を通り、新潟市中心街へと向かう全長約150kmの街道には、日本庭園や伝統建築、温泉施設が数多く立ち並ぶ。この新潟県が誇る魅力を県内外へ発信し、観光振興を図ることを目的として2017年に発足した「にいがた庭園街道ネットワーク」は、この総会をもって参加団体を明確化、県と新潟県観光協会をアドバイザーとして加え、より充実した組織体制を整えた。
今年度の主な活動として、
・庭園がどのような意味を持って作られたか背景を知り楽しむ「庭園の見方講座」
・ガイドの育成
・参加施設の共通チケット事業
・共通企画「着物で庭園めぐり」
・庭園街道の物語化事業
などに取り組んでいく。
また宣伝媒体にも力を入れ、HPの多言語化などで海外観光客を取り込んでいく。このほか庭園を核とした街づくりのガーデンツーリズムを検討している。
にいがた街道ネットワークの吉川真嗣代表は、「新潟を魅力ある町としてPRに力を入れていく。街道にある美しい庭園や伝統建築の素晴らしさとともに、施設までの道のりに広がる豊かな棚田や田園風景も合わせて楽しんでもらいたい」と話していた。