【国内6番目の認定】新潟国際情報大学でフェアトレード大学の認定式 越智学長「勉強や研究が、普段の生活に関わっていることを認識できるきっかけに」
新潟国際情報大学(新潟市西区)が2024年11月18日、フェアトレード大学に認定された。国内では6番目、日本海側では初の認定となる。2025年1月24日にはその認定式が開催され、同大学の越智敏夫学長が認定証を受け取った。
フェアトレードを推進している大学を認定するもので、国内では一般社団法人日本フェアトレード・フォーラムが認定機関となっている。世界では、初の認定大学である英オックスフォード・ブルックス大学をはじめ200を超える大学が認定を受けているが、国内では静岡文化芸術大学や青山学院大学など6大学のみ。
新潟国際情報大学では「フェアトレード憲章」を定めるほか、学内でのフェアトレード商品の提供や販売、講義での貿易ゲームの使用、学生団体NUIS FTによるイベントや展示などの取り組みを実施。日本フェアトレード・フォーラムの内山大志代表理事は「学生が主体的な活動が印象的。担当の先生をはじめ、学生の皆さんの継続的な活動が実を結んだ」と評価する。
1月24日の認定式にはNUIS FTに参加する同大学の学生をはじめ、卒業生、にいがたフェアトレード推進委員会のメンバーなどが参加した。
越智学長は今回の認定について「大学の様々な活動の中で、モノの売り買いとどう関わっていくのかということを、特に学生が主体となって考えてくれた。今回の認定は、勉強や研究というものが普段の生活に関わっているんだ、ということを認識できるきっかけになったと思う」という。そして「卒業生が働く中でフェアトレードをどう実践していくか、ということにも期待している」と話した。
認定式のあとには、内山代表理事によるフェアトレードに関する記念講演会も開かれた。
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