新潟県燕市の鈴木力市長が臨時会見、59歳から23歳までを対象としたワクチン接種の予約受付開始を延期
新潟県燕市の鈴木力市長は12日に臨時会見を開き、国からの新型コロナワクチン供給量の減少を受け、59歳から23歳までを対象としたワクチン接種の予約受付の開始を延期することを発表した。
7月以降、全国的に国からのワクチン供給量が減少し、同市においても国に要求している分の半数以下しか供給されない見込みとなったため、接種計画の見直しを行ったもの。59歳から23歳までの人については、接種券を一律7月21日に発送する予定だったが、国から十分なワクチン配分量が確保されるまで予約受付開始を延期することとした。
また、7月5日に接種券発送済みの「基礎疾患を有する人」「64歳から60歳までの人」「22歳から16歳までの人」については、燕三条地場産業振興センターにおいて8月中に実施される県の大規模接種会場を活用することにより予定通りのスケジュールで接種が可能となったことから、同日12日に予約受付を開始した。
燕三条地場産業振興センターでの大規模接種の実施日時は、8月7日、8日、28日、29日の午前9時から午後5時、2回目の接種は9月4日、5日、25日、26日となっている。使用するワクチンは、武田/モデルナ社製のため18歳未満の人は接種不可となる。
鈴木市長は、「限られたワクチンの供給の中で大規模接種を上手く取り込み、早めに接種をしたいという市民のニーズにできる限り応えられるように取り組んでいく。59歳から23歳までの方はまだ再開のメドが立っていないので非常に申し訳ない気持ちであるが、国全体の状況であることを理解のうえ、もう少しお待ちいただきたい」と市民に理解と協力を求めた。