【環境配慮の取組み強化へ】甘酒専門店「古町糀製造所」がお米のマグカップを導入
NSGグループの株式会社古町糀製造所(新潟市中央区)が運営する糀甘酒専門店「古町糀製造所(ふるまちこうじせいぞうしょ)」は、環境配慮の取り組みの一環で「お米を原料にしたマグカップ」の使用を開始。
古町糀製造所では、糀ドリンク(米糀の甘酒)をベースにした各種飲料を提供している。温かいドリンクの提供にあたって、従前はいずれも紙製のカップとプラスチック製のフタを使用していたという。このたび店内提供の専用食器として、食用に適さない米を原料の一部に使用したライスレジン©から成るマグカップを導入する。
同店では以前より、夏季の冷たいドリンクは米を主原料としたストローと一緒に提供していた。冬季の温かいドリンクの提供についても、環境配慮に適した食器を求めていたという。
マグカップの素材であるライスレジン©は、従来のプラスチック製品の原料の一部を米に置き換えて作られるもの。食用にできず廃棄されていた米のアップサイクル手法として、化石燃料の使用量軽減はもとより、米産業への貢献も期待できる素材だ。同社で導入するマグカップは、お米が30%含有しており(残りはプラスチック素材)、またその原料には新潟県産のお米も一部使われている。
マグカップは清水商事株式会社(新潟県三条市)のライスレジン©を使用した「ほわり マグカップ」を使用。専用食器として同社ロゴを刻印処理したオリジナルカップとなっている。
担当者は「当社はメーカーとして、米と米糀から成る甘酒飲料の製造・販売の事業を営んでいます。甘酒という商材の背景にある二つの産業、醸造産業および米産業は新潟県にも非常に深く根差しているものです。一杯の糀甘酒を通じて、そういった背景産業の気配をもお客様にお伝えすることを志して事業活動に取り組んできました。お米の「食べるだけではない」新たな一面をお客様に伝え、環境への配慮の一つの形として、これを考える端緒としての役割を果たすことを期待しています」とコメント。
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