新潟市が「12次産業化 優良事例表彰2018」の表彰式

株式会社U・STYLE(新潟市中央区)が優良事例賞を受賞

受賞者たち

農業と他分野が連携する「12次産業化」の優良事例を表彰する新潟市主催の「12次産業化(田園資源活用)優良事例表彰2018」の表彰式が29日、新潟市役所で行われた。

優良事例賞には、デザイン会社の株式会社U・STYLE(新潟市中央区)が受賞した。また奨励賞には、株式会社JR新潟ファーム(新潟市南区)、NPO法人新潟水辺の会(新潟市西区)、株式会社曽我農園(新潟市北区)が受賞した。

鳥屋野潟のすぐ近くにオフィスを構えるU・STYLEは、地元のカフェ・レストランなどが一斉に、鳥屋野潟の「鯉、ボラ」と、鳥屋野潟周辺で栽培される伝統野菜「女池菜」を使ったオリジナルメニューを提供する「とやの潟ウィンターキッチン」を開催するなど、地元農業や漁業などの活性化に取り組んでいる。また、親子を対象に鳥屋野潟の自然の楽しみ方を伝える「とやの潟アウトドアピクニック」などを開催している。こうした年間を通じて、鳥屋野潟の魅力を楽しむ取り組みを行い、若者や都市生活者を呼び込んでいる点などが評価された。

また奨励賞を受賞した曽我農園は、障害者福祉施設と連携し、障害者就労訓練としてトマトの選果や包装などの作業を委託しているほか、トマトラーメンなど施設の商品 づくりに協力している。

同賞は平成28年度から実施しており今回で3回目。今回は昨年12月から今年1月まで募集を行い、12件の応募(自薦2件、他薦10件)があったという。その中から選考会議を開催し受賞者を決定した。

新潟市の中原八一市長から表彰状を授与される株式会社U・STYLE代表取締役の松浦和美氏

中原市長と株式会社U・STYLEの松浦代表取締役

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