【Q3決算】北越工業(新潟県燕市) 建設機械事業の販売は堅調、しかし輸送費の高騰など響く

北越工業株式会社

北越工業株式会社(新潟県燕市)は1月31日、2025年3月期第3四半期決算短信(連結)を公表した。

売上高は407億3,500万円(前年同期比3.6%増)、営業利益は46億1,000万円(同15.3%減)、経常利益は55億9,000万円(同1.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は38億5,900万円(同1.5%増)となった。

主力の建設機械事業の売上高は336億9,300万円(同4.2%増)、セグメント利益は45億1,600万円(同17.4%減)。

国内では、建築工事需要の高まりにより高所作業車の出荷が大きく伸長したほか、エンジンコンプレッサやエンジン発電機も前年同期比で増収となった。海外では、北米向けエンジン発電機が現地レンタル会社各社における在庫調整の影響を受け出荷が伸び悩んだ。一方で、北米向けエンジンコンプレッサや東南アジア、中近東向け製品の販売増が補い、建設機械事業セグメント全体では前年同期比で増収となった。

利益面では、輸送費の高騰や人的資本投資・成長投資に伴う人件費・研究開発費などの販管費の増加が下押し要因となった。また、決算期の異なる連結会社間の取引高の消去に伴う為替換算の連結上の調整額が大きくなったことも加わり、前年同期比で減益となった。

 

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