【豪雪でピンチ!】十日町市で障がい者グループホームを運営するNPOが窮状訴える
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屋根の積雪にも対応が間に合っていない
新潟県十日町市において障がい者の地域生活支援を中心に活動する「NPO法人支援センターあんしん」が運営するグループホーム12棟が大雪の影響を受け、窮状を訴えている。
十日町市は、例年厳しい冬の寒さに備えてさまざまな対策を講じてきたが、今年は予想を超える豪雪に見舞われた。わずか一週間で2メートルを超える積雪があり、地域全体に大きな影響を及ぼしている。
同NPOが運営する12棟のグループホームには50名の障がい者が暮らしており、その生活に深刻な支障が出ている。職員は総出で除雪作業にあたっているが、その作業量は膨大で、一部のグループホームに設置されている屋根融雪装置も、灯油の価格が高騰していることから十分に活用できない状況だという。
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屋根から落下した雪がたまり過ぎて、屋根から雪が落ちない状態
同NPOでは、グループホームだけでなく、障がい者の方の働く場や重度の障がい者の通所施設等も運営しており、今回の豪雪は全ての事業に影響を及ぼしている。
十日町は豪雪地帯であるにもかかわらず、国からの給付費は他の地域と同じであり、その対策費にも困窮しているのだという。
困難な状況を乗り切るため、NPOではSyncableに寄付窓口を設けた。寄付金は、屋根除雪業者への委託費や灯油代に充当するそうで、さらなる協力を呼び掛けている。
【寄付窓口】