【産地偽装の夫婦を再逮捕】インターネットを通じて生産国を偽った中華鍋や包丁を販売譲渡(新潟県三条市)
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三条警察署
三条警察署、燕警察署、県警生活保安課の合同捜査班は2月13日、新潟市江南区曽川在住で会社員の男性(37歳)と、その妻である会社役員の中国籍女性(37歳)を不正競争防止法違反(誤認惹起行為)の疑いで逮捕した。
逮捕された夫婦は共謀のうえ、インターネットショッピングサイト上に日本国内で製造されたものではない中華鍋や包丁に「生産国:日本」などと虚偽の広告を掲示した。
そして、2024年7月上旬から同月下旬までの間、掲示された内容を見て申し込んだ東京都在住の50歳代女性と大阪府在住の30歳代男性に対し、同中華鍋を6,298円、同包丁を1万2,300円でそれぞれ販売譲渡した疑いがもたれている。
なお、逮捕された夫婦は1月27日にも不正競争防止法違反の疑いで逮捕されている。
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1月27日の逮捕事実で三条署により公開された押収品
【燕三条の工場で作りました】輸入品の産地を偽り販売、会社役員の中国籍女性(37歳)などを逮捕(新潟県三条市) (2025年1月28日)
今回の容疑については、1月27日の逮捕事実とは別会社で販売譲渡が行われた。今回の逮捕容疑で販売譲渡が行われた会社は、夫である会社員の男性(37歳)が顧問を務める会社で行われており、同社は1月27日の逮捕事実で販売譲渡が行われた会社と建物などを共有している会社だ。
警察が1月27日の容疑で証拠品などを押収する際に、容疑が浮上し、捜査の結果、会社員の男性(37歳)とその妻である中国籍女性(37歳)の再逮捕に至った。
三条署によると、逮捕された男性は「顧問をしていたが、最近の業務には関わっていないのでわかりません」と供述している。
一方、妻である中国籍女性は「日本で製造したものではない商品を発送したことは間違いありません」と述べているという。
余罪や詳しい経緯などは現在捜査中。