えちごトキめき鉄道へ新潟県と沿線3市が行政支援、7年間で約22億円
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えちごトキめき鉄道の車両
新潟県、上越市、妙高市、糸魚川市は2月13日、えちごトキめき鉄道株式会社に対する新たな支援スキームについて合意した。同鉄道は利用者の減少や大規模設備の更新などにより厳しい経営状況に置かれている。県と3市による行政支援は、2026年度からの2032年度までの7年間で22億2,000万円を見込む。
行政支援見込額の内訳は、県が17億7,000万円、上越市が2億3,000万円、妙高市が8,000万円、糸魚川市が1億3,000万円。また、変電所などの大規模な設備更新に必要な財源については、県が7年間で32億5,000万円の貸付を行う。
なお、支援金額は現時点のもので、今後同鉄道が策定する中期経営計画の内容や物価高騰の影響も踏まえて毎年精査していく。
えちごトキめき鉄道では2025年10月から運賃を平均18%値上げする予定。また経営合理化へ取り組み、同月までに中期経営計画を策定するとしている。