新潟県湯沢町でMaaSの実証運行が7月16日にスタート、ホテル送迎バスと一般乗合バスのチケットを統一にし定額料金で提供
新潟県、湯沢町、湯沢町観光まちづくり機構で構成する「湯沢版MaaS推進協議会」は、町民や町への訪問者などの移動利便性向上を図るため、地元事業者と連携し期間限定で、バスとタクシーを組み合わせた実証運行(湯沢版MaaS※)を行う。実施期間は7月16日から9月12日まで。
株式会社エンゼル観光が運行する「ホテル送迎バス(駅〜岩原〜エンゼルグランディア越後中里)」と、南越後観光バス株式会社が運行する「一般乗合バス(岩原〜駅〜市内循環)」のチケットを統一にし、定額料金で提供する(乗車券の愛称はユーモ)。
また、バスでは対応できないきめ細やかな移動を実現するため、岩原地区に定額タクシーを試験導入するほか、バス同士やバスとタクシーの乗り換えなどをスムーズの行うことができるよう、岩原地区に「トランジットセンター(交通結節点)」を設ける。
ホテル送迎バスと一般乗合バスの「乗り合いチケット」の統一は、既存の輸送資源の有効活用を目指した試みで全国初という。また定額タクシーの試験導入は県内初となる。
このほか、乗車券(ユーモ)を飲食店で提示するとクーポンとして使うことができる(利用可能な飲食店は下記サイトに掲載されている)。
(※)MaaS(マース)=Mobility as a Service(モビリティ アズ ア サービス)の略で、バスやタクシーなど複数のモビリティ(移動手段)を一つのサービスに統合して利便性の良い交通サービスを提供する仕組み。