【約4,000万円相当の金の延べ板が騙し取られる】新潟市中央区で特殊詐欺被害、県内では初認知

金の延べ板 イメージ

新潟中央警察署は2月17日、特殊詐欺(オレオレ詐欺)被害の届出を受理し、現在捜査中であると発表した。

被害に遭ったのは、新潟市中央区居住の80歳代男性。1月28日、男性の携帯電話に警察庁サイバー局組織犯罪捜査員を名乗る男性から電話があり、「あなたには犯罪の疑いがかかっています」や「あなたの口座のお金を調べるために、今から伝える口座にお金を全部振り込んでください」などと言われた。

そして、80歳代男性は、ATMでの送金限度額が10万円であることを伝えたところ、捜査員を名乗る男性は「それなら金を買ってください。私どもで取りに行きます」と返答した。

その指示を聞いた80歳代男性は、貴金属店へ行き、50グラムの金の延べ板51個(現金3,913万100円相当)を購入し、犯罪捜査員を名乗る男性を名乗る男性の指示通り、2月7日に自宅前の玄関に購入した金の延べ板をビニール袋に入れ、その上から布袋に入れたものを複数個置いたところ、いつの間にかなくなっており、だまし取られた。

その後、捜査員を名乗る男性と連絡がつかなくなったことから、80歳代男性は不審に思い、警察に相談したことで詐欺被害に気付いた。

警察によると、全国では今回の事件のように特殊詐欺により、金塊などを騙し取る手口が多発している。今回は、新潟県内では初の認知した事件になるという。

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