「子宮頸がん」を予防する街頭キャンペーン

20代、30代の女性に増えている「子宮頸がん」

子宮頸がん予防・啓発アクション「LOVE49(ラブ シキュウ)プロジェクト」が7日、新潟市西区の「アピタ新潟西店」と「済生会新潟第二病院」で開催された。主催は、新潟県細胞検査士会、新潟県臨床細胞学会、(公社)日本臨床細胞学会。共催は、細胞検査士会。後援は、厚生労働省、新潟県産婦人科医会、新潟県臨床検査技師会、新潟県。

4月9日の「子宮頸がんを予防する日(子宮の日)」を控え、全国各地で予防する街頭キャンペーンが行われ、このプロジェクトもその一環として行われた。がん細胞発見のために病院や検査機関で働く医療従事者が、「認定NPO法人『子宮頸がんを考える市民の会」メンバーとして、無料のニュースレター「まもること」や啓発グッズを配布していた。

20代で増え始め、30代でピークを迎える「子宮頸がん」だが、早期に発見できれば簡単な治療で治る病気。厚生労働省でも、20歳から2年に1回の子宮頸がん検診を推奨しているが、日本の子宮頸がん検診率は主要先進国と比較して最下位レベルにとどまっている(日本42・1%、アメリカ84・5%、韓国51・7%、日本医師会ホームページより)。

もっと検診率を高めていく必要があるといえるが、その検診は、総合病院の婦人科、個人病院の婦人科、レディースクリニックなどで受けることができる。住民検診や職場の検診であれば、無料~2000円程度。わからなければ地域の保健所で教えてもらえるそうだ。

新潟県立がんセンター新潟病院で働くメンバーは、「子宮頸がんは若い頃からかかりやすい。もっと早期にワクチンと検診で防ぐことができるのに検診率が低いのは残念だ」と強調していた。

足をとめて聞く通行人と丁寧に説明するスタッフ

学生を含めおよそ50名近くのスタッフで啓発活動が行われた(アピタ新潟西店)

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