【ペット事業の基盤強化へ】アークランズが動物病院の運営などを手がけるペッツファーストHDを完全子会社化
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アークランズ株式会社
アークランズ株式会社(新潟県三条市)は2月28日、ペット販売や動物病院の運営などを手がける、ペッツファーストホールディングス株式会社(東京都、以下、ペッツファーストHD)の全株式を取得し、同社を完全子会社化すると発表した。
アークランズグループは、主力事業である「住」に関する事業および「食」に関する事業拡大にあたっては、同社による新規出店に加えて、積極M&Aを行うことを基本方針に、2030年度までに連結売上高5,000億円の達成を目指している。
その達成に向けた施策の一環として、ペッツファーストHDの完全子会社化を、2月27日に開催された取締役会において決議した。
アークランズは「ゆりかごから墓場まで」をコンセプトにペット事業に注力しており、一般的なホームセンターのペット売場とは一線を画したハイグレードな商品を中心に専門性の高い品揃えを展開するほか、動物病院やペットサロンなど、ペットに寄り添うサービスも充実させた「NICO PET」の店舗拡大に取り組んでいる。
完全子会社化されるペッツファーストHDは、ペッツファースト株式会社などの7社を傘下に、ペット販売からアフターサポート、動物病院、ペット保険など、ペットの生涯に寄り添うペットの総合企業を目指し、104拠点のペット販売店および動物病院などを展開している。
今回の株式取得は、アークランズグループが展開するペット事業における、市場拡大、製品ラインナップ強化、事業基盤の強化、コスト削減などを目的としている。
なお、今回の株式取得がアークランズの連結業績に与える影響は、軽微なものと見込んでいるという。