新潟県上越市のアットホームラボ上越が企業主導型保育園を5月に開園
1、2歳児限定の保育園として運営
明治33年創業の株式会社アオキ住建の住宅事業部である、アットホームラボ上越(新潟県上越市、青木一憲代表)は5月5日、企業主導型保育園「ふたば保育園」を同社アークフロント(上越エリア最大のショールーム、上越市塩屋新田350)内に開園する。収容人数は12名。1、2歳児限定の保育園として運営していく。開園後、6月30日まで園児募集を行う予定。
上越市では昨年4月に宅地造成が進み、児童数の多い春日新田小学校の一部と、児童数が減少傾向にある小猿屋小学校を統合し、上越市安江に「有田小学校」を新設した。同社でも上越市内の宅地造成エリアに、昨年40棟の新築を施工したが、そこに住む90%が共働きの子育て家庭だった。
ただ、入学前の児童、特に1、2歳児の保育園での受け入れは困難な状況にあり、近隣保育園からも「受け入れたいが、受け入れられない状況」という声が上がっている。こうした問題に加え、青木代表自身も子育て中であることから、「働きやすい街づくりを応援したい」と、企業主導型保育園を新設する運びとなった。
青木氏は、自身が通った柏崎二葉幼稚園(柏崎市)で12年間評議員を務め、民間企業からの視点を生かし、幼稚園WEBサイト開設をはじめ、数々の実績を残してきた。今回開園する、ふたば保育園でも、こうした経験が生かされているという。
保育園のコンセプトは、「命を大切にする保育」「土の匂いのする保育」「本物に囲まれた環境で多感な時期をのびのび過ごす」の3つ。建物は、無垢の床、漆喰の塗り壁を使用し、ウッドデッキもある。また床暖房を使わずとも温かい高性能な建物という。このほか、中庭には天然芝が敷き詰められている。
安全面では、ふたば保育園を含むアットホームラボ上越内に合計16台の防犯カメラを設置している。
一方、アークフロントは、敷地面積1310坪。「美・食・住」をコンセプトに、企業主導型保育園のほかに、「公園」「無添加パン屋」「常設モデルハウス」「ワークショップを行うリビングスタジオ」を展開している。