【負債総額は約2,200万円】有限会社ホテル十二屋(新潟県妙高市)が破産開始決定、2024年6月に事業停止
東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社ホテル十二屋(新潟県妙高市、設立1991年10月22日、資本金300万円、川上達郎社長)は、2月21日、新潟地裁高田支部より破産開始決定を受けた。なお、負債総額は約2,200万円が見込まれる。
ホテル十二屋は、1991年10月に設立された事業体で、「ホテル十二屋」として宿泊業を手掛けていた。赤倉温泉スキー場に近く、立地の宿泊施設として認知されていたが、近年のスキー客の減少から稼働率は低下し、2019年にはホテルが差し押さえとなるなど、その頃から資金繰りが厳しかった。
さらに2020年に入り、日本国内でも新型コロナウイルス感染症が拡大すると、外出自粛が求められる中でスキー客も激減し、業績低迷に歯止めが掛からず、2024年3月にホテルを売却し、2024年6月には事業を停止していた。
残った負債の返済の目途も立たなかったことから、今回の事態に至った。新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは184件目となる。