新潟県十日町市の関口芳史市長が定例会見、朱鷺メッセの大規模接種会場について「早くワクチンを打ちたいという要望に応える」
新潟県十日町市の関口芳史市長は19日、十日町市役所で定例会見を開き、新型コロナウイルスワクチンの接種に関して、先行枠の対象者追加や個別接種の開始などについて発表した。
新型コロナワクチン接種の予約状況および先行枠の対象者追加について
65歳以上の高齢者へのワクチン接種状況については、18日現在で1回目の接種が完了した人が1万8,240回で、高齢者人口に対する割合は90.9%となり、2回目の接種が完了した人が1万903回で、高齢者人口に対する割合は54.3%となった。同市によると、当初の計画通り7月末には希望する高齢者への接種が完了する見込みだという。
集団接種先行枠の予約状況については、18日現在で、予約枠5,487人に対して予約者数4,386人、予約率79.9%となった。
また、先行枠の対象者について、同市は高齢者施設などの従事者、障害福祉サービス事業所職員、環境省から早期の接種要請のある一般廃棄物処理業務などの従事者を追加すると発表した。
新型コロナワクチンの接種スケジュール追加などについて
市内医療機関での個別接種は8月1日から開始する。20日の午前9時から、先行枠対象者または、各個別接種医療機関の通院者を対象として先行予約を開始し、26日からはすべての人を対象とした予約を開始する。予約は集団接種と同じく、市のワクチン接種予約サイトまたはコールセンターで予約する。
また、新潟市の朱鷺メッセを会場とした大規模接種について、26日の午前9時から予約を開始する。対象者は18歳以上の同市民で、同市内での接種と同様に同市のワクチン接種予約サイトまたはコールセンターで予約し、各接種日の1週間前が受付締め切りとなる。使用されるのはモデルナ社ワクチンとなり、接種日程は8月7日からで、十日町市には各回100人の予約枠が配分されている。
一方、9月以降に1回目の接種をする集団接種および個別接種の予約受付については、8月1日からの個別接種の開始およびファイザー社ワクチンの供給状況などを考慮し、同市は受付開始日を26日から8月中旬頃まで延期すると発表した。
関口市長は「個別接種は先行枠、すべての人を対象に2段構えでやる。大規模接種会場は遠いが、早く打ちたいという要望に応える形だ」と話した。