横尾電気工事(新潟県上越市)が特別清算開始決定、公共工事の減少や民間投資の冷え込みなどで受注が低迷

東京商工リサーチ新潟支店によると、横尾電気工事株式会社(新潟県上越市、設立1950年4月1日、代表清算人:三井英治氏)が2月25日、新潟地裁高田支部より特別清算開始決定を受けた。

負債総額は、2024年3月期時点で1億7,060万円。

横尾電気工事は1950年に設立された電気工事会社で、官公庁及び地元建設会社に対して受注基盤を形成し、1995年10月期で3億1,800万円の売上高を計上していた。

しかし、公共工事の減少や民間投資の冷え込みなどで受注は低迷していた。2015年3月期には多額の赤字を計上したことで債務超過となり、財務内容も悪化していた。

近年では後継者を探しながら事業継続を模索していたが、後継者は見つからず、2024年3月期には売上高は15万円まで減少し、事業継続を断念して、2024年9月9日株主総会の決議により解散し、負債返済が困難となり、今回の事態となった。

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