デンカ(株)、抗原迅速診断キットを8月に販売開始、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時判定しデルタ株などの変異株にも対応
デンカ株式会社(東京都)は、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時に診断可能な抗原迅速診断キットを8月18日に同社と販売提携先の大塚製薬株式会社から販売する。1つのキットで新型コロナウイルス抗原とインフルエンザウイルス抗原(A型、B型)を同時に10分で判定できる。新型コロナウイルス変異株のアルファ株、ベータ株、ガンマ株、デルタ株、カッパ株(※)に対応している。
診断には特別な検査機器を必要とせず、一般の医療機関でも迅速かつ簡便に検査を行うことができる。包装単位は10回用で、希望価格は4万円。
同社では既に1日最大13万検査分の生産体制を構築しているという。
(※)デルタ株と同じく、昨年10月にインドで確認された変異株。厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部より注目すべき変異株のひとつに分類されている。