【写真を「破る」ことで生まれる、新たな視点と感情】メゾン伊とう(新潟県三条市)にて、マジック・コバヤシの写真展を開催

マジック・コバヤシの個展「1≦2/2」
新潟県三条市の飲食店兼アートギャラリー「メゾン伊とう」(新潟県三条市)で、マジック・コバヤシの個展「1≦2/2」(いち、小なりイコール、にぶんのに)が3月7日~30日まで開催されている。
本展では、マジック・コバヤシが2018年から取り組んできた写真とコラージュの手法を駆使し、異なる風景の写真を引き裂き再構成することで生まれる新たな視点を提示。長野・新潟・東京といった異なる都市の静けさや寂しさ、あるいはそこに潜む見えない境界を、分断と融合、対立と共存の視点から表現する試みだ。
なお、本展の音響は画家・五木田智央氏がオリジナルで制作。視覚と音が交差する空間で、作品の持つ深みをより一層体感できるという。
営業時間は木・金・土の18時~23時、日曜日は16時~21時まで。一部の日は12時~14時にも開廊している。食事や飲み物とともに楽しめる空間で、作品を観るだけの立ち寄りも歓迎。
マジック・コバヤシは本展の開催について、「私は写真を撮るとき、心を動かされた光景を収めています。それを観てほしいという思いもありますが、あえて”破る”という行為を加えています。撮影とプリント作業を経て選び抜いた写真を破壊し、再構成することで、”刹那と永遠性”、”自然と人工”、”作為と無意識”といったさまざまな概念を行き来する作品を生み出しました。本展を通して、皆さまそれぞれの視点で自由に作品を感じていただけたら幸いです」とコメントしている。
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