デンカ、特殊混和材事業子会社の株式51%をオリエンタル白石に譲渡

デンカ株式会社青海工場(新潟県糸魚川市)
デンカ株式会社(東京都)は3月12日、100%連結子会社である株式会社デンカリノテックの株式51%をオリエンタル白石株式会社(東京都)に譲渡する契約を締結したと発表した。譲渡は4月1日に完了する予定。
デンカリノテックは2001年にデンカの100%子会社として設立され、コンクリート構造物の脱塩・再アルカリ化工法を中心とした社会インフラメンテナンス事業を展開してきた。同社の主力事業であるコンクリート構造物のメンテナンス市場は、今後、橋梁を中心とした交通インフラ分野に移行するという。
デンカは、国内有数のプレストレストコンクリート橋梁メーカーであり補修補強工事にも強みを持つオリエンタル白石が、デンカリノテックの経営を主導することが最適と判断し、株式譲渡を決定した。
今回の株式譲渡後もデンカはデンカリノテックを持分法適用関連会社として、オリエンタル白石とともに経営に参画する。