【風しん・はしかの予防接種】MRワクチン供給偏在で接種期間を2年延長、新潟県が発表

ワクチンを注射器に入れる作業(イメージ)

新潟県は3月13日、風しんとはしかを予防するMRワクチンの供給偏在に対応するため、特定の条件下で予防接種の期間を延長すると発表した。

厚生労働省は3月11日付で都道府県などに対し、ワクチンの偏在により接種を受けられなかった者に特例的な対応を通知。これを受け新潟県は、2024年度末で接種期間が終了する定期接種対象者のうち、ワクチンの偏在を理由に接種ができなかったと市町村長が認める者について、2027年3月31日までの2年間、接種期間を延長する。

対象者は、第1期(生後12カ月から24カ月)、第2期(小学校就学前の5〜6歳)、第5期(1962年4月2日から1979年4月1日生まれの男性で抗体検査の結果、風しんの抗体が不十分だった者)の三つ。ただし、第5期は2025年度以降に抗体検査を実施した者は対象外となる。

背景には、武田薬品工業のMRワクチン出荷停止があり、第一三共と阪大微生物病研究会が前倒し出荷で対応している。県によると、県内のワクチン供給は「ひっ迫するような状況ではない」という。

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