【損害賠償請求問題になる】新潟県五泉市で特殊詐欺、30代女性が現金合計約110万円の被害

五泉警察署
五泉警察署は、3月14日までに、特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害を認知し、捜査中であると発表した。
被害に遭ったのは、新潟県五泉市居住の30歳代女性。3月9日、女性のスマートフォンに通信事業者を名乗る人物から「利用料金の確認です。本日中にご連絡をお願いします」などとSMS(ショートメッセージ)が届き、記載されていた電話番号にかけたが応答がなかった。
すると、すぐに別の電話番号から着信があり、同通信業者の関連企業の社員を名乗る人物から、有料サイト未納料金の支払いを催促してきたため、30歳代女性は身に覚えがないことを伝えると、「ウイルス感染し、不正アクセスされたため、未納になったと判明した。救済制度で未納分の95パーセントは戻るので、一時的に未納代を支払ってほしい」などと言われ、女性は指定された口座に10万円を振り込んだ。
その後も「個人データ保護協会」や「日本ネットワークサービスセキュリティー協会」なる組織の職員を名乗る人物から「別のサイトの未納料金がある」、「(30歳代女性の)スマホから発症したコンピューターウイルスで90人以上の感染被害者が出ており、損害賠償請求問題になるが、保険に加入すれば、保険金から賠償金と加入代金も補填される」などの複数の電話を受け、3月11日までに、サイトの未納料金の支払いと保険加入金名目で指定された口座に、現金合計約110万円を振り込みだまし取られた。
被害に遭った女性は、相手からさらに支払いを請求されたことに不信感を抱き、相手からネット検索を禁じられていたが、相手方の名前などを検索したところ、詐欺の可能性が高いという情報があったため、警察に相談し、被害に気づいた。