シェフパティシエ専門学校学生と、仏・ナント市の専門学校イフォムの学生が合同実習
学校法人エイシンカレッジ シェフパティシエ専門学校(新潟市中央区)では18日、同校製菓製パン技術科の学生と、フランス・ナント市にある専門学校IFOM(イフォム)の学生との合同実習が行われた。
両校は、新潟市とナント市が姉妹都市提携を結んだ2009年から、友好親善校として互いの国の伝統的食材の使い方や調理方法、食文化を学んでいる。新潟への受け入れは今回6回目となり、これまでには米粉を使ったパン作りなどを体験してきた。
この日の実習では、日本らしい美しさと繊細さをもつ和菓子の「練り切り」作りが行われた。練り切りとは、白餡に砂糖と求肥などのつなぎを加えて練ったものを使った生菓子。イフォムの学生たちは、生地をふきんで包み絞り上げて形作る作業や、手の上で少しづつ回しながら木の棒で模様をつけていくといった初めての作業に戸惑いながらも、シェフパティシエの学生とジェスチャーを使ったコミュニケーションを楽しみながら、日本の技術と食材について学んでいた。
実習を終えたイフォムの学生は「デザインの意識の高さに驚き、とても刺激になった」と、日本のカルチャーに感銘を受けていた。