亀田製菓×開志専門職大学の共同プロジェクト、新商品のアイデアを学生が提案 斬新なアイデア続々(新潟市)

亀田製菓と開志専門職大学の共同プロジェクト「米菓新価値創造プロジェクト」の最終報告会が開催
亀田製菓株式会社(新潟市江南区)と開志専門職大学(新潟市中央区)は3月27日、開志専門職大学紫竹山キャンパスで「米菓新価値創造プロジェクト」の最終報告会を行った。
このプロジェクトは、1月14日から約3カ月間、開志専門職大学の学生と亀田製菓のマーケティング戦略部が連携し、「亀田の柿の種」の販売施策の立案や新商品の考案に取り組んだ。
最終報告会では、5つのチームに分かれた学生たちがプレゼンテーションを実施。柿の種とグミを掛け合わせた「Kakigumi(かきグミ)」や、自分に合った味が選べる「KAKINOTANE Character」、「白い風船」の生地にイチゴ味のジャムとミルククリームを挟んだ「米かろん。」、米粉を使用したカロリーバー「ライススティック(rice×stick)」、バター餅をチョコでコーティングした「うさぎのもちもちほっぺ」など、個性豊かなアイデアが披露された。

Kakigumi

KAKINOTANE Character

うさぎのモチモチほっぺ

プレゼンの様子
プレゼンテーションでは、製品の特長だけではなく、ターゲット層や販売戦略、原価率などの分析が発表。質疑応答では、評価の声が上がる一方で、鋭い指摘に懸命に返答する学生の姿があった。

亀田製菓のマーケティング戦略部米菓スナック第1グループマネージャーの尾関太一郎氏
亀田製菓のマーケティング戦略部米菓スナック第1グループマネージャーの尾関太一郎氏は「3カ月という短い時間の中で、これだけクオリティが高いプレゼンを聞かせて頂けるとは想像していなかった。メーカーだろうと、ITだろうとすべてがマーケティングに直結する。極論、皆さんのそれぞれの人生そのものがマーケティングだと思います。これを機会に仕事だけではなく、プライベートでも、相手がどう感じるかを考えながら、自分たちがやりたいことにつなげてほしい」と総評した。

開志専門職大学事業創造学部の向正道学部長
一方、開志専門職大学事業創造学部の向正道学部長は「日本を代表するメーカーである亀田製菓の商品開発を経験させていただき、学生にとっては非常に良い機会になった。経験は人生にとって非常に大きな価値がある。この経験を糧に次のステップへ進んでほしいと思う」と語った。
最終報告会後、プレゼンを行った学生は「(アンケートを取る中で『そういう考えがあるのか』と新たな視点を得た。新しいチャレンジをしてほしいとのことだったので、すごく難しかったが楽しかった」と笑顔で振り返った。

参加チーム集合写真
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