【HERO~奇跡の僧侶空海と青年の物語~】奇跡のミュージカル、長岡へ 空海と青年の時空を超えた物語 ~2日間で3,000人動員を目指す~(新潟県長岡市)

6月の上演を控えたミュージカル『HERO~奇跡の僧侶空海と青年の物語~』に関する現地説明会が、3月18日(火)夕方、長岡市渡里町の西条山長永寺で開かれた。会場には市民や関係者など30名ほどの参加者が集まり、ミュージカルに込められたメッセージや、今後の地域協力についての説明に熱心に耳を傾けた。

会場となった長岡市渡里町の西条山長永寺

 

平日夜にも関わらず多くの人が集まった

ミュージカルは、人生に絶望した高校生が時空を超えて弘法大師・空海と出会い、生きる意味を見出していくという物語。原作者自身の体験がもとになっており、若者の自殺という現代社会の課題に向き合い、人生に絶望した高校生が弘法大師・空海との出会いを通じて、自らの生きる意味を見つけていく物語。2023年に高知市で文化事業として初演されて以来、全国各地で上演されている。「現代を生きる私たちにも通じるメッセージがある」と、今井洋介新潟ミュージカルHERO実行委員長(長岡西病院ビハーラ病棟長)は語る。

ミュージカルについて説明する今井洋介実行委員長

今井委員長が説明会で、「利他の心を学び、生きる希望を届けるミュージカル。長岡の地から次の奇跡を共に創りたい」と語ったほか、出演・協力メンバーの紹介や、広報・チケット販売・応援パンフレットなどの協力方法なども案内された。振付や舞台演出を担う横山恵美さんからは「演じる子どもたち自身も変わっていくミュージカル。地域に根ざした新潟版の『HERO』を皆さんと一緒に形にしたい」と熱意を込めた呼びかけがあった。

公演は6月14日(土)夜と15日(日)昼の2回、長岡市立劇場で実施予定。全席自由で、1日あたり1500席、2日間で延べ3,000人の来場を見込んでいる。出演は全国から集まった約120名に加え、よさこいチーム、和太鼓グループ、インド舞踊や音楽のアーティストなど多彩な顔ぶれ。現在も長岡市民の追加参加を3月31日まで募集しており、地域と共に創る舞台づくりが進んでいる。

参加者からは「ぜひ応援したい」「何ができるか分からないけれど関わりたい」といった声が相次ぎ、説明会後もチケットやチラシを手にする姿が多く見られた。今井実行委員長の話を聴いた八木清宣さんは、「新潟市での講演では自分の子どもも出演した。開催が楽しみ。応援している」とコメントをした。

ミュージカルの開催を楽しみにしている八木清宣さん

(文・撮影 湯本泰隆)

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