【にいがた2km】INPEX新潟ビルディング進出企業7社をお披露目、中原新潟市長「最大限活用して」
新潟市は3月27日、2024年10月に竣工したINPEX新潟ビルディングに進出した7社による進出報告記念式典を開催した。
新潟市は、人・モノ・情報が行きかう「にいがた2km」(JR新潟駅―万代―古町を結ぶ2km)エリアにおいて、企業ニーズに対応した高機能オフィスの整備を促進するとともに、多様な産業との連携やイノベーションが期待されるIT企業の誘致を戦略的に展開してきた。
その一環としてINPEX新潟ビルディング建設費用の一部を補助することが決まっている。同ビルに進出する企業に対しても手厚い補助制度を施してきた経緯がある。

中原八一新潟市長は進出企業に対し「新潟の良さを最大限活用してほしい」

INPEXビジネスサービス渡辺勝行取締役新潟営業所長
中原八一新潟市長は式典冒頭の挨拶で「新潟の強みは都市の利便性、中心地から少し離れると豊かな自然に恵まれているところ、暮らしやすさなどが挙げられる。首都圏の各都市にもアクサセスが良く、将来的な企業の人材となる大学、短大、専門学生が33,000人いる。こうした新潟の良さを最大限活用して、企業の繁栄につなげていただきたい」と話した。
ビルオーナーの株式会社INPEXビジネスサービス取締役・渡辺勝行新潟営業所長も「新潟市の産業振興に対する精力的な取り組みと手厚い支援に後押しされ、7社に進出していただいた」と新潟市のアシストに敬意を示した。
式典で紹介されたのは、

システム開発の株式会社i‐DASH innovation今井高明代表取締役は「進出のタイミングで立ち上げられた会社なので、新潟で産まれた会社だと思っている」と話す

映像制作の株式会社VACANCE・鎌田俊輔代表取締役は「ヒト・モノ・バショに価値を生み出す事業を」と話した

AI受託開発の株式会社グラフ・原田博植代表取締役「これまでも新潟での事業実績があり、新潟の人のキャラクターや真面目さに敬意を抱いている」

湯沢町にコンテナ型データセンター事業を展開している株式会社ゲットワークスの中澤秀則代表取締役

AWS専用のクラウドインテグレーター、株式会社サーバーワークスから大石良代表取締役社長はもともと新潟市の出身

保険代理店のテレマーケティングを手掛け、2年前から全国主要都市への展開をスタートした株式会社スマイルハートライフ・藤田学代表取締役

インフルエンサーマーケティングの株式会社トリドリ・中山貴之代表取締役社長CEOは「新潟の素晴らしい食文化に注目したい」と話す
式典で紹介されたのは、株式会社i‐DASH innovation、株式会社VACANCE、株式会社グラフ、株式会社ゲットワークス、株式会社サーバーワークス、株式会社スマイルハートライフ、株式会社トリドリの7社。この日は各社の代表が参席し、それぞれの会社PRや新潟進出の理由などを語った。
またこの日は、新潟市内で学ぶ大学生も多数式典に参加し、7企業に質問をする光景もあった。企業と次世代人材をマッチさせる意味でも、こうした趣向は効果的なのではないか。

新潟市内で学ぶ大学生も参加した