【2025年2月数値】前年同月比で穀類は20%増、新潟市の消費者物価指数が発表

新潟市消費者物価指数の推移(新潟県報道資料より)
新潟県は3月28日、新潟市における消費者物価指数(2020年を基準とした指数)の2025年2月分確報値を発表した。
同統計は、総務省統計局が行っている小売物価統計調査の調査票情報を基に県が独自集計したもの。総務省統計局の公表資料では原数値と季節調整値の両方を用いるが、県統計の数値はすべて原数値を使用している。
発表によると、2025年2月の新潟市の総合指数(2020年平均を100とする)は110.1。前月に比べ0.3%下落、前年同月比で4.0%の上昇した。
前月と比較して上昇した主な項目は、うるち米などの「穀類」(前月比4.0%増)、鶏肉、牛肉(輸入品)、豚肉(輸入品)などの「肉類」(同2.3%増)、ペットフード(ドッグフード)、トレーニングパンツ、ノートブックなどの「教養娯楽用品」(同2.2%増)となった。
一方、「電気代」(前月比8.4%減)、「ガス代」(同4.7%減)、トマト、なす、えのきたけなどの「野菜・海藻」(同1.9%減)などの項目は前月から値下がりした。
なお、前年同月との比較では、キャベツ、レタス、はくさいなどの「野菜・海藻」(前年比19.3%増)、うるち米などの「穀類」(同20.0%増)、ガソリン、自動車保険料(任意)、ドライブレコーダーなどの「自動車等関係費」(同3.4%増)の項目が上昇した。
一方、食用油、風味調味料などの「油脂・調味料」(前年比1.2%減)、電気掃除機、温風ヒーターなどの「家庭用耐久財」(同1.3%減)、子ども靴、男子靴、スリッパなどの「履物類」(同2.9%減)などの項目は下落している。
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新潟県 にいがた県統計ボックス(統計課)