新潟県三条市でクラシックカーオーナーによる「5ナンバーミーティング」が開催
新潟県三条市で23日、SNSなどを通じて知り合ったクラシックカーオーナーが一堂に会する「古き良き 5ナンバーミーティング」が開催され、会場となったKYOWAクラシックカー&ライフステーションには多くの旧車愛好家が集まった。
今回のイベントを企画したのは地元の高校生、片桐宏基さん。SNS上で同じ旧車愛好家の友人たちと交流する中で「ミーティングイベントを開催したい」と考えたという。そして、元々親交のあった長岡クラシックカークラブや有限会社ワイズスクウェア、KYOWAクラシックカー&ライフステーションなどの協力を得て開催へ漕ぎ着けた。
イベントには、主に県内から43台の旧車が集結。なお、イベント名にもなっている「5ナンバー」とは、ナンバープレート上の分類番号欄の最初の数字が「5」、つまり小型車を指すが、今回のイベントでは厳密には制限せず、2000年ごろまでの旧車のオーナーが集まり交流を楽しんだ。
片桐さんは「年齢的に免許は持ってなくてまだ運転はできないのですが……」とはにかみつつ、旧車の魅力について「まず全高の低さやシンプルなライト類といった見た目が1つ。もちろん、今の車にあって昔の車にはない要素も沢山あるが、試行錯誤していた時代の成長過程を見ることができることは、昔の車ならでは」と語る。
また、開催に協力した長岡クラシックカークラブの高野和行事務局長は「最近は新型コロナウイルスの影響でこうした会合の機会は少なくなっていた。やはり、車は動いてナンボ。こうして久しぶりにガレージから出ることができて自動車も喜んでいる」と開催にあたっての喜びを話していた。
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