【地方の警備業界DX推進へ】新潟ベンチャーキャピタルが警備DXソリューション提供のAIK(東京都)へ投資を決定

新潟ベンチャーキャピタル株式会社(新潟市中央区)

新潟ベンチャーキャピタル株式会社(新潟市中央区)は4月8日、3月24日の投資決定委員会を経て、「地方創生新潟2号ファンド」より、株式会社AIK(東京都、アイク)への第三者割当増資による投資を3月28日に行ったことを発表した。

AIKは警備業界に特化したDXソリューションを提供する企業。同社は警備業界特有の課題を深く理解し、クラウド型管制DXシステム「AIK assign」、警備依頼プラットフォーム「AIK order」、キャンセルリスク軽減システム「AIK convert」などの独自ソリューションを開発・提供している。また、自社で警備会社を運営しながらサービス開発を行っており、親会社にはデータセキュリティー企業の株式会社エルテスを持つ。

新潟ベンチャーキャピタルの永瀬俊彦代表取締役は「警備業界は高齢化が進み、DXが遅れている分野だ。特に地方ではイベントを開催しても警備人材不足のために中止になるケースが増えている。AIKの最先端サービスやシステムを新潟に導入することで、新潟の警備業界の活性化を図りたい」とコメントした。

株式会社AIK(東京都)ホームページより引用

投資決定のポイントとして、①自社で警備会社を運営しながらDXソリューションを開発・提供するビジネスモデルの競合優位性、②データセキュリティーと警備の掛け合わせによる独自の価値提供の可能性、③地方中小企業が多い警備市場における人材不足解決を目指すDXの推進、④M&Aを通じた地方中小企業の事業承継課題解決や生産性向上への貢献、⑤新潟県内の警備事業者との連携や新潟への事業所開設による雇用拡大の可能性が挙げられている。

永瀬代表は「AIKは2027年頃のIPO(株式上場)も検討しており、我々としても上場モデルとして新潟のさまざまな企業に紹介しながら成長を支援していく」と述べた。

【関連サイト】
株式会社新潟ベンチャーキャピタル

株式会社AIK

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