【負債総額は7,180万円】とび工事業の株式会社稲葉工業(新潟県村上市)が破産開始決定

東京商工リサーチ新潟支店によると、とび工事を手がける株式会社稲葉工業(新潟県村上市、設立2012年4月16日、資本金500万円、稲葉栄行社長)は、4月1日、新潟地裁新発田支部より破産開始決定を受けた。負債総額は7,180万円が見込まれる。

稲葉工業は、2001年1月創業、2012年4月に法人化した建設業者。主にとび工事を手がけ、建設業者や一般個人等に顧客を形成し、2021年3月期は9,417万円の売上高を計上していた。

しかし、市況低迷の煽りから2022年3月期の売上高は4,342万円に落ち込み、803万円の赤字を計上していた。

その後も、人手不足の影響などで施工面に支障が生じ、外国人労働者の受け入れなどで経営を維持してきたが、売上高は4,000万円前半での推移が続き、コストの増加で赤字額は拡大傾向にあったもので、債務超過額も進んでいた。

このような環境下で資金繰りが悪化し、外国人労働者の帰国もあり、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。

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