【92人が警察の道へ】新潟県警察学校で入校式、「県民の安心で安全な暮らしのために」

新潟県警察学校(新潟市西区)で入校式が挙行される
新潟市西区の新潟県警察学校で4月10日、入校式が開かれ、今年の春に採用された警察官と警察職員92人が警察としての道を歩み始めた。

稲川翔平巡査による宣誓の様子
式典では、92人の名前が読み上げられた後、代表者が辞令を受け取った。その後、入校生を代表して稲川翔平巡査が登壇し、新潟県警察本部の滝澤依子本部長に「良心のみに従い、不偏不党かつ公平中立に警察職務の遂行にあたることを固く誓います」と宣誓した。

新潟県警察学校の左京秀明学校長
新潟県警察学校の左京秀明学校長は、「規則正しい団体生活において、最初は戸惑いや不安を感じる場面もあると思うが、一日も早く環境に慣れ、勉学と訓練に真剣に取り組んでもらいたい」と激励した。

新潟県警本部の滝澤依子本部長
新潟県警本部の滝澤依子本部長は入校生に対し、「県警察職員を代表して、若さと熱意にあふれた皆さんを心から歓迎いたします。県民の安心で安全な暮らしのために共に力を合わせてまいりましょう」と言葉を贈った。
式典終了後、入校生代表として登壇した稲川巡査は「パトロールや声かけなどを通して、寄り添えるような警察官になりたいです」と語った。
また、稲川巡査は東京都や新潟県のスーパーで約7年間勤務した後、警察学校に入校した。ほかにも、銀行や検察庁職員、システムエンジニアなどユニークな経歴を持つ入校生もいる。
短期過程の入校生は約6カ月、長期過程は約10カ月、警察職員は約1カ月、同校で逮捕術や法学、警察官としての基本教養などを学び、県内の各警察署に配属される。

入校式には関係者も参加し、勇姿を見守った

集合写真

入校式の会場に勇ましい声が響き渡る