新潟市中央区に水素ステーションがオープン
北信越地方初となる水素ステーション
日本水素ステーションネットワーク合同会社と岩谷産業株式会社は25日、新潟市中央区に、北信越地方および本州日本海側都市として初となる水素ステーション「イワタニ水素ステーション新潟中央」をオープンし開所式を開催した。岩谷産業として26か所目、国内では107か所目の水素ステーションとなる。
【イワタニ水素ステーション新潟中央】
住所/新潟市中央区東出来島11-9
敷地面積/約900平方メートル
充填能力/300N立方メートル(1時間当たり6台の満充填が可能)
充填時間/3分(満充填約5キログラム)
国では、「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を策定し2025年度までに320か所の水素ステーションを整備することを目指し、これまで4大都市圏を中心に整備が進められてきた。
また新潟県でも昨年度、県内外の関係者で構成する「新潟県水素エネルギー普及研究会」を3回開催し、水素エネルギーの利活用に係る提言をもらった。その後、今年3月に、その提言などを取りまとめた報告書を作成している。その中には、燃料電池バス(FCバス)の試乗会開催(今年秋)、FCVタクシーの実証運用支援(今年度)などとともに、水素ステーションの完成時期にあわせて県および市で燃料電池自動車(FCV)を率先導入することが盛り込まれていた。
じっさい今回の水素ステーションのオープンに合わせて、新潟県と新潟市ではFCVを購入しており、開所式のなかで(メーカーから県・市へ車を引き渡す)納車式も行っている。
【水素エネルギーの利活用に係る提言】
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Simple/706/207/houkokusho_787564.pdf
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