【60周年の休暇村妙高】そこにある「妙高時間」を満喫する旅、花咲き誇る季節に多彩な宿泊プラン

休暇村妙高「リゾワテラス 妙高」
60周年迎える休暇村妙高
2024—2025の冬は、数年ぶりの豪雪となった妙高の地。降り積もった雪の壁は4mを超え、毎朝の除雪はそこに住む人々を難儀させた。そしてようやく長い冬が過ぎ去り、雄大な妙高産に残雪が描く「はねうま」の姿が映し出されると、花咲き誇る春がやってくる。
大雪に難儀した冬にも、花に咲き誇る春にも、そこにあるのは常にゆったりとしたテンポで刻まれる「妙高時間」。だから人々はこの地に惹きつけられる。

国立公園の中に立地する休暇村妙高
妙高戸隠連山国立公園に位置するリゾートホテル、休暇村妙高は2025年7月に開業60周年を迎える。1961年に、自然公園法の公園計画にもとづき、国の外郭団体である財団法人休暇村協会が設立した国民休暇村は、長らく国の管理下を経て2004年に完全民営化し、現在は全国35施設の休暇村が、その地の特性や文化を活かした個性あふれる宿づくりで運営している。休暇村妙高は1965年の開業で、旧第13番目の休暇村として生まれた。
国立公園の中にあるという抜群の景観、春夏秋冬オールシーズン楽しめる多彩なアクティビティ、地元の素材と伝統の食文化を活かしながらも創作性あふれる演出の夕食・朝食、最高の温泉、休暇村妙高を彩るコンテンツ一つ一つの優秀さは、ここを訪れる人たちにとって魅力である。ただ実のところ、それら魅力の一粒一粒の下地にあるのは「妙高時間」を味わう旅なのだ。

妙高の雄大な自然に囲まれたリゾートホテル・休暇村妙高

雄大な妙高山を背景に、最高の温泉を満喫
忙しい日常を離れ、ただただゆっくりする。まるで日常から解放される「装置」が、妙高の自然にはあるようだ。
休暇村妙高では60周年を記念してさまざまなサービスや企画を用意しているが、まず紹介したいのは「自然にときめく花の環キャンペーン」。
休暇村妙高が開業60周年を迎えるのと同時に、妙高戸隠連山国立公園も指定10周年となる。これを記念して、宿泊利用者先着500名に花の種をプレゼント。そして花が元気に咲いたら、その写真を公式Instagramにアップすると、抽選で2名にペア宿泊券がもらえるボーナス企画。
休暇村妙高で「妙高時間」を満喫し、家に帰っても花を育てることで「妙高時間」を共有できる。
気が付けば人々は、妙高にまた「帰りたく」なる。
ローカルガストロノミーの「粋」がここに
一年、一昼夜を通して寒暖差の大きい高原は、農作物が美味しくなるというのはご存じの通りで、四季を通じて妙高の高原野菜は格別だ。
また、車で少し走れば目の前に広がる日本海。新鮮な魚介がふんだんに調達できる。ここまでの地の利はなかなかない。海の幸、山の幸、田園の恵。ここで味わえる抜群の素材を活かし、考えられたのが休暇妙高の美食会席「奏(かなで)」である。

妙高の食の魅力が溢れる「料理長おまかせ会席」
また60周年を記念して、さらにワンランク上の「料理長おまかせ会席」プラン(1泊2食 20,000円)も用意。のどぐろ、越後牛など最高の山海の幸を揃えた「妙高の贅」を味わい尽くせる、料理長のこだわりが詰まった一席だ。

ビュッフェ形式の朝食では、炊き立ての妙高産コシヒカリをおにぎりにしてくれる。感涙
また、是非おすすめしたいのが、妙高地方の郷土料理「笹ずし」だ。休暇村妙高ではこれを生産して、館内や麓の直売所に卸しているが、1日1,000パックも売れることがあるほど人気だ。タケノコや野沢菜など「山の味わい」をネタとし、クマザサの葉でくるんだ清涼感もたまらない、素朴な滋味深い味わい。これを食べるためだけに妙高を訪れる、まさにローカルガストロノミーの極み。休暇裏妙高では連泊の利用者用の昼食としても提供している。

まさに「山の寿し」、妙高地方に古くから伝承される「笹ずし」。クマザサが清しさを与える究極のローカルガストロノミー
多彩なプラン、連泊がおすすめ
休暇村妙高では、一人一人の「旅」に対応すべく、多彩な「体験プログラム」や宿泊プランが季節ごとに用意されるので、情報発信を常に気にしていたい。
この春には既に「高田城址公園の夜桜バスツアー」や「ガイドと行くカタクリウォーキング」などが行われた。特に笹ヶ峰などのウォーキング、トレッキングは、これからの季節に絶対おすすめのアクティビティ。

白樺の森の遊歩道。木漏れ日に人は癒される
ウィンタースポーツのメッカと思われがちだが、妙高観光のクライマックスは「グリーンシーズン」にあると言っても過言ではない。それほどこの季節の周辺散策は魅力的な時間だ。
「ガイドと行く笹ヶ峰歩き旅」(6月19日・26日が初心者コース、7月3日・10日が中級者コース)は、新緑の笹ヶ峰高原を満喫したい。笹ヶ峰には林野庁が指定した6つの「森林セラピーロード」がある。森林セラピーは、科学的な証拠に裏付けられた森林浴のことで、癒しの効果や病気予防効果が認められる良質な森林が「森林セラピーロード」として認定を受けている。

6月半ばにはキンポウゲが一面に咲き誇る、まるで極楽浄土のような景観
白樺やトチがしげる森、牧草地に立木が点在する景観は、まるで西欧の景色のよう。6月半ばには、あたり一面に咲き誇るキンポウゲに出会えるなど、四季を通じて野山の草花を目にすることができる。
何もかも忘れて宿でゆっくりするのも確かに良いのだが、エリアとしてこれだけ魅力に溢れていると、じっとしているのがもったいないような気になってくる。
だからこそ連泊をおすすめしたい。1泊2日ではなかなか味わいつくせないのだ、このエリアの魅力は。
休暇村妙高では2泊4日(税込24,000円)、3拍6日(税込36,000円)などお得な連泊プランを用意している。大切な人とすごす「妙高時間」を満喫したい。
じっくり「妙高時間」を味わって街に戻るわけだが、しばらくしたらまた妙高に「帰って」きたくなる。このように、訪ねた土地と「心のかかわり」を持てる旅が、日々忙しい現代人には必要かもしれない。
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