「新発田づくし」「加治川マカロン」などの正和(新潟県新発田市)が破産開始決定

東京商工リサーチ新潟支店によると、寄せ物製造・販売の有限会社正和(新潟県新発田市、設立2003年3月3日、資本金300万円、髙橋辰也社長)が4月10日、新潟地裁から破産開始決定を受けた。

申請代理人に髙野泰夫弁護士(髙野泰夫法律事務所、新潟市中央区)、破産管財人には石井正人弁護士(新潟つばさ法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は、約9,000万円が見込まれる。

正和は2003年に設立された寄せ物製造業者で、和菓子「新発田づくし」や地元素材にこだわった「加治川マカロン」などの製造を手掛け、ふるさと納税の返礼品にも指定されていた。

しかし、既往から採算に恵まれない状況が続き、ゼロゼロ融資なども調達し、財務内容は借入依存の高い財務体質が続いていた。また、昨今の物価高などの影響で経営環境はより一層厳しさを増していた模様で、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。

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