村上市スケートパークがオープン
平野歩夢選手もサプライズで登場
村上をスケートボードの聖地に―。国内最大級となるスケートボードの屋内施設「村上市スケートパーク」(同市瀬波温泉3丁目)が27日にオープンした。
市が約15億5千万円を投じて建設した施設は、市産材を使った木造一部鉄筋コンクリート造2階建てで、延べ床面積約2669平方㍍。1階のアリーナには国際大会も開催できる深さ約3㍍の湾曲した「パーク」と階段や手すりなどを模した「ストリート」のコースのほか、高さ約4㍍のボルダリング施設を整備。2階には観客席(290席)や1周170㍍のランニングコースのほか、スラックラインやトレーニングマシンも備えた。
19日に行われた竣工式で、高橋邦芳市長は「スケートボードの大会や練習の拠点として、また市民らが生涯スポーツを楽しめる施設にしていきたい」とあいさつ。デモンストレーションでは、同市出身で来年の東京五輪出場を目指す平野歩夢選手もサプライズで登場し、地元選手らとともに滑りを披露した。来月10日から12日まで、こけら落としとなる「第3回スケートボード日本選手権」を開催する予定だ。
施設の利用は午前9時から午後9時までで(年末年始休館)、料金(1回)はアリーナ大人500円、子ども(18歳未満)200円、トレーニングコーナー(スラックライン等)・ボルダリングは各大人200円、子ども100円、ランニングコース大人100円、子ども50円。貸し切りもできる。駐車場約130台。問い合わせは、☎(53)8802へ。
村上新聞2019年4月28日号