岩塚製菓株式会社が長岡市にIoT機器500万円相当を寄贈 長岡市の水モニタリング事業を支援

米菓製造大手の岩塚製菓株式会社(本社・長岡市)は16日、長岡市が進める水モニタリング事業を支援するため、約500万円相当のIoT機器を長岡市に寄贈した。贈呈式は同日午前11時から、アオーレ長岡東棟4階の第一応接室で行われた。

贈呈式には、岩塚製菓から槇大介代表取締役社長と星野忠彦常務取締役経営管理本部長が出席。長岡市側からは磯田達伸市長が臨み、寄贈品の目録を受け取った。

寄贈された機械の説明を受けている磯田市長

寄贈されたのは、水位や水温の遠隔監視が可能な株式会社farmo製の水田用センサー「PL0301B」126台と、通信基地局「ファーモアンテナ」5台(ソーラータイプ2台、コンセントタイプ3台)。通信インフラが未整備な場所でも利用可能で、現場での水管理作業の省力化が期待されている。

同社では国産米を100%使用しており、農業人口の減少による将来的な原料確保の困難化を見据え、地域の稲作振興を後押しする狙いがある。今回の寄贈を通じて、市内におけるモニタリングデータの蓄積や栽培管理の高度化が進み、収量や品質の向上が見込まれる。

磯田市長は、「米価が高騰する中で、長岡の米づくりが活性化し、岩塚製菓さんの原料調達にも繋がればと思う。活用させていただきます」と感謝の言葉を述べた。

槇代表取締役社長は、「一番嬉しいのは、喜んでもらえたこと。現場で活用いただき、農作業の効率化に貢献できれば」と語った。

寄贈をした機械を前に談笑する槇代表取締役社長と磯田市長

今後も同社は、地域農業との連携を深め、持続可能な米づくりの支援を継続していく方針。

(文・写真)湯本 泰隆

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓