【1億円プレイヤーを倍増へ】花角知事が新たな園芸基本戦略の策定を発表 儲かる農業の実現に向け目標掲げる

「令和7年4月23日定例記者会見」 新潟県公式YouTubeチャンネルより
新潟県の花角英世知事は4月23日、定例記者会見を開き、新たな園芸基本戦略の策定について発表した。2019年に策定した戦略のもと、園芸生産拡大を進めてきた成果を踏まえ、さらなる収益性の高い農業の実現を目指す。
新たな基本戦略の特徴について花角知事は「特に目標のところを見ていただきたい」とした上で、「園芸の販売額1億円を超える経営体、いわゆる1億円プレイヤーを倍増させようという目標も掲げた」と説明。産地を牽引する中核的な農業経営体の育成に力を入れていく考えを示した。
これまでの6年間で、園芸に取り組む人が1,000人以上増え、1億円産地も51から70に拡大するなど、一定の成果が出ている中、花角知事は「ここからさらにその高みを目指していくには、まさに専業体のように、力を持った牽引役を育てることが必要だ」と強調した。
今回の園芸基本戦略では、1億円プレイヤーの倍増のほか、産地の担い手となる経営体を年50経営体以上育成する目標も設定。園芸生産の拡大に向けて、米に依存した農業経営からの転換を一層推進していく方針だ。