亀田総合体育館(新潟市江南区)で事前合宿中のフランス空手選手団がメディア向けに練習を公開
東京2020オリンピックに向けて亀田総合体育武道場(新潟市江南区)で事前合宿中のフランス空手選手団が29日、報道陣に練習を公開した。
事前合宿を行っているのは、男子・組手67キログラム級のスティーブン・ダ・コスタ(Steven da Costa)選手、女子・組手61キログラム級に出場するレイラ・エルト(Leila Heurtault)選手、女子・形のアレクサンドラ・フェラッチ(Alexandra Feracci)選手。
選手らは27日に入国し、28日から事前合宿を開始。練習公開時にはそれぞれの選手がパートナーとともに約2時間練習を行い、オリンピックに向けて調整を行っていた。練習公開後、選手らは報道陣のインタビューに答えた。
スティーブン・ダ・コスタ選手は、「大変条件の良い環境で本番に向けた練習ができている。オリンピックの参加者全員のレベルが高いので、自分としては全力を尽くすだけ。その先にメダルが見えてくるかもしれない」と話し、日本語で「アリガトウゴザイマス ニイガタ」と感謝の言葉を述べ、その場を後にした。
続いて、レイラ・エルト選手は、「新型コロナウイルスで制限があるにもかかわらず(新潟の)皆さん笑顔で温かく迎えてくれて、それが力になっている。本番では金メダルを獲るという目標を達成したいと思っている」と意気込みを述べた。
アレクサンドラ・フェラッチ選手は、「日本に到着してから上手く集中ができているし、どんどん調子も上がってきている。選手としてオリンピックに出るからにはメダルを目指し、良い色のメダルを獲るためにも全力を尽くす」と話していた。最後に日本語でコメントを求められると、「イタダキマス」と答え、会場を和ませていた。
選手らは8月3日まで同場で事前合宿を行い、本番となるオリンピックでは8月5日にスティーブン・ダ・コスタ選手が男子・組手67キログラム級に、アレクサンドラ・フェラッチ選手が女子・組手61キログラム級の予選に出場。6日にレイラ・エルト選手が女子・形の予選に出場する。
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