新潟市が、今夏から供用開始となる「大石2号貯留管」の見学会を開催
地元の中野山小学校4年生が見学
新潟市は9日、同市東区の中野山、下場新町周辺地区に整備し、今夏から供用開始となる「大石2号貯留管」の見学会を開催した。見学者は中野山小学校4年生。11日にも、中野山小学校区コミュニティ協議会のメンバーを対象に見学会を開催する。
地下10メートルほどのところに整備された大きな貯留管は、全長約2キロ、直径約3メートル。小学校のプール58杯分に相当する1万5千トンの雨水を貯めることができる。石山谷内中公園と居浦公園のほか2カ所に設置された導水渠(導水のために設けた竪穴)から貯留管へと雨水を誘導する。貯まった水は、川の水量が落ち着いた頃にポンプを使って用水路U字側溝へと排出され、栗の木川を通って鳥屋野潟へと流れ出る。
新潟市では浸水対策の1つとして雨水貯留管の整備を進めている。