ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール2019の入賞企業が知事を表敬訪問

富田刃物、藤次郎、曙産業、下村企販、本間器物製作所、杉山金属、サミット工業の7社

新潟県燕市などが主催する「ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール2019」の入賞企業の代表者らが9日、新潟県庁を訪れ、花角英世知事を表敬訪問した。

訪問したのは、経済産業大臣賞を受賞した富田刃物の富田哲朗会長ら7社7人。受賞した製品を知事の前で陳列し、知事は実際に品を手に取りながらデザイン性の高さなどを実感していた。富田刃物が受賞したアングル型レジャーナイフは、シャベルのような見た目ながら先端の金属部分を刃物のように加工。土を掘りながら、生えている草を根っこから取り出せる。自社の刃物加工技術と、燕市のステンレス加工技術を駆使して作った。表敬訪問では、富田会長が「イギリスから遺跡発掘に使いたいという注文が来た」と知事に紹介。知事は「燕の技術がまた世界に知られる」と笑顔で語っていた。

同コンクールの受賞者はここ数年、毎年知事を表敬訪問している。知事もコンクール受賞製品を自身の執務室などに展示し、来訪者に紹介して新潟県の技術力発信に務めている。「今回の製品もぜひ展示して、どんどんアピールしていく」と約束した。

当日は、富田刃物のほか、藤次郎・藤田進社長、曙産業・大山剛社長、下村企販・下村達大専務、本間器物製作所・本間裕和社長、杉山金属・小川陽介営業部部長、サミット工業・峯島健一社長が訪問。県議会の桜井甚一議員と鈴木力市長が同席した。

このコンクールは1977年度にスタート。市内企業が生産したデザイン性の高い金属製品を毎年表彰している。

花角知事は入賞製品を見て、感銘を受けていた。

グランプリの『アングル型レジャーナイフ(富田刃物)』を手に取る花角知事。

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