新潟県糸魚川市の米田徹市長が公務復帰会見、「公務には支障はない」
7月3日に公務外の作業中に腰部を骨折し、入院していた新潟県糸魚川市の米田徹市長は2日、公務に復帰し、糸魚川市役所で記者会見を行った。米田市長は杖をついての歩行だが、「公務には支障がない」と話した。
米田市長は冒頭、「私が怪我をしたことで、市民や多くの方にご心配をおかけし、深くお詫びを申し上げる。先月30日夕方に自宅に戻ったが、杖が必要で、通常の歩行に戻るのはしばらく時間がかかる。今後は市政の停滞を招かないように努めていく。(すでに辞任を表明している)藤田年明副市長の対応については、改めてお知らせする。また、山積する課題を行政課題に対しても市民に成果が出るよう全庁一丸となって取り組んでいく」と挨拶した。
米田市長は自身が所有する土地の庭にある梅の木を剪定している時に、脚立を伸ばして使用したため、枝の先をしている時にバランスを崩して落下。7月5日に骨盤骨折と診断された。外科手術はしておらず、入院している約1か月の間に食事療法で意識的に6、7キロ減量したという。
糸魚川市の藤田副市長が今春の糸魚川市長選で現職の米田市長への投票を依頼したとの問題について、糸魚川市選挙管理委員会が藤田副市長を刑事告発したことを受けて、辞任の意向を表明した藤田副市長への米田市長の関与や依頼ついては改めて否定した。新たな副市長の選定については未定という。
また、米田市長の意識確認や市政運営に関する判断については、怪我であることや意識がはっきりしていることから、面会や電話により可能だとの判断から職務代理者を置かなかったが、その点について米田市長は「私は間違っていないと思っている」と話した。
【関連記事】