縄文が世界遺産!土器職人を応援し、火焔土器や縄文土偶をGETできるクラウドファウンディングが開始
今年7月、北海道・北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産に登録されることが決定した。この一報に沸いたのは北海道と青森県だけではない。十日町市や長岡市などで遺跡が多数発掘され、縄文時代とは縁が深い新潟県でも、このニュースを自分のことのように喜んだ人がいる。
新潟市江南区にある縄文ギャラリー「JOMON」を運営する、同区の小池ろうそく店代表・小池孝男さん。「JOMON」が博物館との大きく違うのは、見学無料、写真撮影OK、さらには土器を“抱っこ”して質感や重さを体感できるということ。幼少期に土器を見て興味を持った小池さんは、小学3年生の時に土偶を自作。近年では土器のレプリカをろうそく立てとして提案するなど、“縄文愛”は止まらない。
日本中がコロナとオリンピックのニュースでもちきりの中、世界遺産のニュースを知った小池さんの心は踊った。「自身が魅了された縄文文化を新潟から発信するチャンスだ!」(小池さん)
「JOMON」で展示している土器や土偶は、新潟の土器職人による手作り。そのため生産量は極めて少なく、職人の高齢化と後継者不足も深刻だ。そこで小池さんは、職人を応援すべくクラウドファウンディングを企画した。目標額は100万円。集まった資金は職人の指導育成活動資金をはじめ、縄文文化を広めるためのワークショップや体験会の開催に活動される。さらにYouTubeでイベントの様子を世界に発信することも計画中だという。
支援額は500円からで、リターン(返礼品)は職人こだわりの作品ばかり。小池さん発案のろうそく立て(支援額6,000円)や陶器製の土偶、職人渾身の長岡市出土・馬高遺跡の火焔土器(33,000円)など、種類豊富に用意している。
縄文文化と縁の深い新潟だが、その認知度は高いとは言えない。小池さんは「難しいことは学者の先生におまかせ。私たちは、“楽しい・面白い・不思議”を発信していきます」と話す。それは自身が幼い頃に抱いた気持ちと同じ。抱っこOKというルールを作ったのも、当時の気持ちを持ち続けている小池さんらしい。
クラウドファウンディングを立ち上げることで、高齢化が進む土器職人を支援するとともに、縄文文化が生んだ逸品を多くの人に届ける。1万年続いた縄文時代のことを詳しく知らない人も、部屋に飾るオブジェを選ぶ感覚でぜひサイトを覗いてみてほしい。もちろん、ギャラリーで実物を見て触れてみることもおすすめだ。
【クラウドファウンディング サイト】
縄文が世界遺産! 土器職人を応援し、火焔土器や縄文土偶をGETしよう!
https://camp-fire.jp/projects/view/421243?list=search_result_projects_popular
プロジェクト実施期間:8月30日23時59分まで
【縄文ギャラリー「JOMON」】
住所:新潟市江南区所島2-2-76 小池ろうそく店内
電話:0120-87-6009
営業時間:平日10時~17時 ※要事前予約
定休日:土・日曜、祝日
本記事は、縄文ギャラリー「JOMON」の提供による記事広告です。