新潟県立武道館(謙信公武道館)の現場見学会が開催される

北陸最大規模のスケールを誇る武道館

上越総合運動公園の敷地内に建設中の新潟県立武道館(愛称:謙信公武道館)の現場見学会が開催された。

北陸最大規模のスケールを誇る武道館は、敷地面積2万2950・74平方メートル、延床面積1万3035・99平方メートル、建築面積8508・35平方メートル、地上2階建のバリアフリー設計。最高高さ約16メートル。300台の駐車スペースを確保するという。

施工は鹿島建設株式会社と株式会社高館組による、鹿島・高館特定建設工事共同企業体が請け負っている。一昨年10月に着手した建設工事には、これまでに28万5000時間が費やされ、3万3000人が従事してきた。

武道館の正面玄関に続くアプローチの延長線上には、上杉謙信の居城であった春日山城を見ることができる。「上越の間」と名付けられたメインエントランスは、高さ9メートルの開放的な吹き抜け空間となっている。建物のところどころには、県産の安田瓦や越後杉が使用されている。武道館の中には、国際大会も開催できる大きさの大道場をはじめ、柔道場、剣道場、相撲場、弓道場がある。

・大道場
柔剣道の試合会場8面。観客席数1020、車椅子スペース54。
床輻射冷暖房完備。天井の高さ9・2メートル。国際大会も開催できる。

・柔道場
3面。観客席数206、車椅子スペース31。

・剣道場
2面。席なし。床輻射冷暖房完備。

・相撲場
本土俵1つ、練習土俵1つ。観客席数200。

・遠的弓道場
6人立ち。吹き抜け空間。人工芝が敷かれる。

・近的弓道場
12人立ち。室内。観客席数90席。

そのほかにトレーニングルーム、医務室、研修室、会議室などが併設される。

建設の進捗状況は、先月末の時点で76%と予定通りに進んでいる。12月1日のオープンに向け、現在は内装を中心に施工が行われている。

建設中の新潟県立武道館。中央の正面玄関の屋根には安田瓦が使われている。

メインエントランスの「上越の間」は、高さ9メートルの開放的な吹き抜け空間

国際大会も開催できる柔剣道の試合会場。壁には越後杉が使われている

吹き抜けの遠的弓道場

「社内報KAJIMA 2019年4月号」より

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