株式会社雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)が2022年3月期第1四半期決算(連結)、昨年の巣ごもり需要の反動減と節約志向が影響

雪国まいたけ本社

株式会社雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)は5日、2022年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。収益は89億3,800万円(前年同期比15.9%減)、営業利益2億100万円(同77.9%減)、税引前四半期利益9,700万円(同87.4%減)、四半期利益5,300万円(同88.9%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は5,400万円(同88.8%減)となった。

同社グループは中期経営計画に基づき「プレミアムきのこ総合メーカー」としての基盤の確立を図り、まいたけを中心としたきのこが持つ機能性の開発と訴求に努めてきた。一方で、前年の巣ごもり需要の反動と、長引く新型コロナウイルス感染症の影響による節約志向の高まりを受け、国内きのこ市場は全体的に低調な推移となった。

セグメント別の売り上げは以下の通り。

 

まいたけ事業

巣ごもり需要の反動を受けたことなどにより、販売量、販売単価ともに前年同期に比べ低調に推移した。この結果、まいたけ事業の売上収益は34億3,300万円(前年同期比15.3%減)となった。

 

エリンギ事業

生産品質の向上により安定した供給を実現したことに加え、消費者が手間をかけずにすぐに使える利便性の高いスライス製品を投入するなど製品ラインアップの拡充を図ったが、巣ごもり需要の反動を受けたことなどにより、販売量、販売単価ともに前年同期に比べ低調に推移した。この結果、エリンギ事業の売上収益は7億7,800万円(同10.5%減)となった。

 

ぶなしめじ事業

販売量は前年同期に比べやや増加したが、販売単価は低調に推移した。この結果、ぶなしめじ事業の売上収益は14億200万円(同12.6%減)となった。

 

きのこその他事業

株式会社三蔵農林(岡山県瀬戸内市)にて生産しているマッシュルームが年中行事カレンダーに合わせた販売促進活動を実施したことなどで好調に推移した。この結果、きのこその他事業の売上収益は8億5,200万円(同4.1%増)となった。

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