新潟県が台風の接近に伴う情報連絡室会議を開催、台風10号は8日の日中に東日本へ最接近する見込み
新潟県は6日、台風9号と10号の接近に伴い、危機対策課長招集の情報連絡室会議を開催した。
現在、日本列島の南側に台風9号と台風10号、東側に台風11号が発生している。11号は今後7日に低気圧に変わり、9号も台湾海峡付近から大きく動かないまま8日9時までに熱帯低気圧に変わる見込みである。
一方で6日9時50分時点で南大東島の北約100キロメートルに存在している10号は、7日午後から8日にかけて東日本へ接近する進路をとり、9日9時には太平洋側へ移動して10日には温帯低気圧に変わると気象庁は予想している。
10号が予報通り進んだ場合は、上中下越で7日正午から8日正午の24時間にかけて、上中下越の多い所で50から100ミリ。佐渡でおよそ50ミリとなる予想。また、1時間30ミリ以上の激しい雨(注意報級の雨)が降る可能性もある。
一方で、風に関しては下越と佐渡の陸上・海上でやや強く吹く見込みで暴風警報の可能性は今のところ無いという。波も同様に、8日時点で全県1メートル程度と注意報未満を見込む。
新潟地方気象台の河野智一主任予報官は「警報級までの雨量の見込みは今の所は無いが、台風が予報よりも北側、新潟県に近い場所を通った場合は、現在の予想よりも降る雨が増える可能性がある。進路予想など気象情報を継続的に確認してほしい」と県民へ注意を呼びかけた。