花角知事が定例記者会見を開催
佐渡金銀山、地方交付税、定期空路などについて語る
新潟県の花角英世知事は21日、定例記者会見を行った。冒頭、花角知事から、「佐渡金銀山世界遺産登録推進県民会議」の総会が6月2日に開催されることと、商品企画力はあるがブランディング力に課題がある県内企業をサポートしていく「NICOデザイン・ラボ」についての説明があった。
その後、質疑応答が行われ、
・地方創生実現財政基盤強化知事連盟
・5月23日から27日にかけての中国・大連訪問
・可能性が指摘されている衆参同日選挙
・NGT48問題
・新規空路
・県議会と県の厳しい財政事情
などについての質問があった。
佐渡金銀山については「来年度の世界遺産の国内推薦登録に向けた運動を推進。そのために機運を盛り上げていきたい」などと語っていた。
「地方創生実現財政基盤強化知事連盟」については、県が昨日設立することを発表した。人口規模の小さな県や面積が広大な道県において、消費税率が5%から8%に引上げられたにもかかわらず、過去5年間、地方税と地方交付税などが減少している県が約10あるが、そうした県が一緒になって、国に配慮を求めていくことが設立の狙い。鳥取県の平井伸治知事から電話があり、花角知事も発起人の一人に名を連ねている。今後の具体的な活動については未定という。
大連の訪問についは、昨年8月に続く訪問で、「(福島原発事故以来、停止されていた新潟県産米の中国への輸出が昨年再開となったが、)輸入規制の更なる緩和要請が最大の狙い」などと話していた。具体的に輸入緩和してほしい商品を聞かれ、「酒、パックご飯」を挙げていた。
新規空路については、具体的な名前としてベトナムの可能性について問われていたが、「ベトナムも候補だが、今注力しているのは別の路線」と語っていた。